縦走用の3シーズン登山靴は厳冬期に使えないの?冬用の登山靴って必要?
【雪山登山靴】冬用の登山靴って必要?縦走用の登山靴を使いまわし出来ないの?

みなさん初めまして、Actibu Outdoorのヤスです!

現在フランス在住なんですが、登山好きがこうじてヨーロッパ最高峰のモンブランにも登ることが出来ました!

登山は長く楽しめる素敵なアクティビティーなのでこれからもずっとしていこうと思ってます。

と言うことで、今回は、自分も登山を初めて、雪山にもチャレンジしようと思った時に思った、”今使ってる重登山靴で雪山登れないの!?”と言うことを記事にしてみました。

3シーズンの縦走用登山靴を最初に購入し、その後、雪山を始め、雪山用の登山靴を購入して6年以上使用してみて、雪山用の登山靴が必要かどうか?縦走用の登山靴を使いまわし出来ないのかどうか?を違いの説明を含めて話してます。

結論は縦走用の登山靴も雪山で使えないことはないが、あるレベルまでならです。

雪山を本格的に始めて行きたい可能性があるなら、雪山専用の登山靴を絶対おすすめします。

この記事の内容
  • 3シーズンの縦走用登山靴と雪山用登山靴の違い
  • 違いがもたらすメリット

3シーズン用登山靴と雪山用登山靴の違い

3シーズン用登山靴と雪山用登山靴の違い
3シーズン用登山靴と雪山用登山靴の違い

暖かさ:

出典:LOWA

厳冬期用登山靴と3シーズン用の重登山靴の大きな違いの一つは、インシュレーション(保温材)が入っているか入っていないかです

それによって、当たり前ですが暖かさが違います。

厳冬期の冬山登山での使用を想定されているわけですから、常に足が雪の中にあったり、氷と接していても暖かいように作られているだけあって、3シーズン用と比べると全然違います。

残雪期で登山靴が雪の中に入ってしまうことがないようなら特に問題はないかもしれませんが、雪の積雪がそれ以上になってきて登山靴が雪で隠れてしまうようになってくると、3シーズン用では冷えから足を守ことが出来ず、

寒さと痛みで登ることが出来なくなります。最悪の場合凍傷になる危険性もあるので、いつも使っている重登山靴なら防水だし、厚手のソックス履けば全然いける!などとたかをくくっていると痛い目を見ると思いますのでご注意を。

コバの有無:

厳冬期用の登山靴には基本的に爪先とかかとの部分にコバと呼ばれる、ワンタッチ式やセミワンタッチ 式のクランポン(アイゼン)を装着するための、でっぱりがあります。

またクランポンの装着を前提に作られているため、ソール部分も非常に頑丈な作りになっているのが特徴です。

やはり、厚手のグローブをしていますし、寒さや危険も伴うことのある厳冬期登山なので、アイゼンの装着や脱着も俊敏に対応できる方が良いので、

その際にワンタッチ式、もしくはセミワンタッチ 式のクランポンだと非常に楽に装着と脱着が可能になります。

残雪期で、装着したら基本的に降りてくるまで脱着しないような参考なら、3シーズン用の重登山靴と、ストラップ式のクランポンでもなんら問題ないですが、

厳冬期のミックスルートのような少し高度な登山になってくると、もしかしたら山行過程においてクランポンの脱装着が何度かある場面もあるので、その際にコバ付きでワンタッチ式のクランポンだと非常に楽になります。

おすすめのクランポンの記事で詳しく書いているので、こちらも興味があればみてみてください。

重さ:

最初の暖かさに関係してくるところですが、

インシュレーションが入っていたり、コバがあったりするぶん、厳冬期用の登山靴の方が基本的には3シーズン用の物に比べて、重くなる可能性があります。

しかし現在では技術も進み、厳冬期用の登山靴であっても800g前後と以前であれば1kgを超えてきていたものが、非常に軽くなってきているので、

3シーズン用の重登山靴との比較であれば、重量も同等なものが多くなってきたので、さほど気にするほどの重量差はないと思います。

重登山靴ではない、軽量のハイキングブーツと比べれば、もちろん厳冬期用の登山靴の方が重くなりますが、、

晩春や初冬の残雪期や積雪量が少ない低山であれば3シーズン用重登山靴を使いまわせる

晩春や初冬の残雪期や積雪量が少ない低山であれば3シーズン用重登山靴を使いまわせる

重登山靴と厳冬期用の登山靴の大きな違いがわかったと思いますが、

3シーズン用は基本的にインシュレーション(保温材)が入っていないため、寒すぎたり、常に登山靴が雪の中にあるような状況では冷えから守れず危険ですし、

クランポンを多用する(アイスクライミング要素の高い)ような山行では、ソールの耐久性が十分でないことも考えられるため、

そのようなシチュエーションが考えられないような、低山で積雪の量が少ない時期であれば、

ストラップ式のクランポンを3シーズン用の重登山靴に合わせて、登山をすることであれば十分に可能です。

冬季・厳冬期であれば、絶対、厳冬期用の登山靴

冬季・厳冬期であれば、絶対、厳冬期用の登山靴

何度も言ってますが、登山靴が雪にうもってしまうような時であれば、冷えから足を十分に守ことのできる、厳冬期用の登山靴を絶対使用しましょう!

クランポンの装着も前提ですから、ソールの耐久性も十分あります。

と言うことは逆に、アイスクライミングや、ミックスルートのように、ガイド登山などでクランポンやピッケルをガシガシ使っていくような登山にもチャレンジ出来ると言うこと!!

個人的な経験で言うと、登山が好きで残雪期でも雪山登山を始めたら、すぐに厳冬期の登山をすることになりますよ!(笑)

なので、安くは決してないですが、と言うか非常に高いですが、それ以上の素敵な経験は絶対できるので、

そのタイミングで厳冬期用の登山靴とワンタッチ式のクランポン(アイゼン)を揃えてしまっても私は良いと思います。

関連記事:

私の愛用している、厳冬期登山靴のレビュー記事です。少しでも参考になれば幸いです。

こちらは私が現在愛用しているクランポンのレビュー記事です。こちらも参考になればと思います。

こちらは、雪山(残雪期)の登山を3シーズン用の重登山靴で始めた時に、購入したストラップ式のクランポンのレビュー記事です。

愛用しているピッケルのレビュー記事も参考になれば!

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