ペツル "リンクス" レビュー&インプレ・めちゃくちゃいいおすすめアイゼンがPetzl LYNX
【レビュー】ペツルのアイゼン "リンクス" がめちゃくちゃいい!Petzl LYNX

ワンタッチ式のアイゼンを探しているなら、

ペツルのアイゼン ”リンクス” はとてもいいですよ。

縦爪なので、今後アイスクライミングやアルパインに挑戦したい方にも満足して使っていけるアイゼンだと思います。

爪の長さ(位置)を変えたり、デュアル(2本爪)から、モノ(1本爪)にしたりも出来るので、1つのアイゼンで、いろんなシチュエーションで使うことが出来るのも魅力の1です。

リンクスでイタリア最高峰、グランパラディソやヨーロッパ最高峰モンブランにも登りましたが、十分すぎるほどのアイゼンです。

機能性も抜群で、見た目もめちゃくちゃかっこいいので、ワンタッチ式のアイゼンの購入を考えている方は後悔しないモノだと思います。

どんなアイゼンなのか細い点を見つつ、実際に使ってみて思うところなどをレビューするので少しでも参考になれば幸いです。

Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:

PETZL LYNX(ペツルリンクス)は14本爪のワンタッチ式アイゼン(クランポン)です。

フロントは縦爪で、飛び出し長さの調整が2段階、各爪で可能。

また、デュアル(2本爪フロント)から、モノポイント(1本爪フロント)への変更も可能な、汎用性の高いアイゼンです。

重量は1000gと決して軽くはないですが、この汎用性の高さが最高です。

外観:

Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:
Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:
Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:
Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:

左(Left)と右(Right)があるので逆につけないようにしましょう。

装着時:

Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:

横から:

Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:

下から:

Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:

アイゼンの調整の仕方:

全長の調整:

Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:

ペツル、リンクスの調整穴は2列に空いているので、角度の調整も出来て、あなたの登山靴にベストフィットしやすい仕様になってるのが嬉しいところですね。

私の、LOWAバイスホルンにもぴったしです。

Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:

この部分をこの様に持ち上げると、ピンが外れて、位置の調節が出来ます。

ちゃんと、実際に登山靴を履いた状態で装着してきつく締めこんだ跡にサイズが大丈夫か確認しましょう。

一度サイズがわかったら、穴の位置がわかるようにマーカーか何かで印をしておけば、ピンの位置を動かすことがあったとしても、再度調整する必要がないので便利ですよ!

Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:
Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:

位置さへ決めてしまえば、後は変更することはほとんどないですし、収納時もピンの位置を動かさなくても、この様に小さくなるので、収納時も安心です。

Petzl Lynx(リンクス)の詳細・外観:

コバ用金具位置調整:

コバ用金具位置調整

つま先のコバ用金具の位置は3つの穴位置での調整が可能です。

コバ用金具位置調整

カカトのコバ用の金具位置は2つの穴での位置調整が可能。

コバ用金具の位置調整も細かく出来るので、本当に自分の登山靴にピッタシの位置調整をすることが可能です。

フロントの爪位置調整&デュアルポイントからモノポイントへの変更:

付属している6角レンチでフロントの爪のボルトを外すことで、爪の飛び出し長さを2段階で伸ばしたり縮めたりが可能です。

アイスクライミングの要素が多いルートでは、氷への刺さりと安定性を上げるために伸ばしたり、

アイスクライミングの要素が少ない山行では短くして引っ掛かりを抑えたりすることが出来ます。

フロントの爪位置調整&デュアルポイントからモノポイントへの変更

また、デュアルポイントからモノポイントへの変更をするための円柱形状のパーツも同封されているので、

フロントの爪位置調整&デュアルポイントからモノポイントへの変更
フロントの爪位置調整&デュアルポイントからモノポイントへの変更
フロントの爪位置調整&デュアルポイントからモノポイントへの変更
フロントの爪位置調整&デュアルポイントからモノポイントへの変更

この様にボルトを外し爪を外した後に、この円柱状のパーツを短いものから、長いものに交換し、爪を中心に1本だけつければ、デュアルからモノポイントのフロント爪にすることが出来ます。

フロントの爪位置調整&デュアルポイントからモノポイントへの変更

アイスクライミングをメインでする場合なんかは、モノにしたほうが氷への刺さり方が全然違うので、モノにしてやったほうが登りやすいかもですね。

この様に、登る場所やシチュエーションに応じて、フロントの爪の長さや位置を変えることができるのは、大変便利です。

セミワンタッチにも対応します:

セミワンタッチにも対応します
セミワンタッチにも対応します

セミワンタッチ用(つま先にコバが付いていないブーツ用)のフロントパーツも付いてくるので、

つま先にコバがないよって人や、セミワンタッチ式のほうが好きなんだった方も変更が出来ます。

写真は横着して、交換せずに重ねて置いているだけです。

実際の使用感と感想:

ワンタッチ式は一体感がとてもいい:

使用感はめちゃくちゃいいですよ。

やはり、細かく位置調整を出来るということもあり、ワンタッチ式で自分の登山靴にがっちり固定出来るので、アイゼンと登山靴との一体感が違います。

ストラップ式のアイゼンを最初に使っていたこともあり、よりそれを感じます。

特に、アイスクライミングの様に爪を氷に突き立てて登っていく様な場面では、つま先との一体感もあり、安心感が増し、登りやすいですね。

ワンタッチ式の脱着のしやすさ:

ストラップ式を使ってきて、ワンタッチ式を使うと特に感じるのが、脱着のしやすさです。

ストラップ式はストラップがあって、アイゼンを装着するにも緩めたストラップの間に足を通すのも、引っかかるし、もう!ってなります。

しかし、ワンタッチ式はストラップもないし、基本、つま先のコバに金具をはめ込んで、カカトのレバーをコバにはめる様にガチャンとあげればいいだけ。

足首に回してるストラップはありますが、それだけです。

外すときもカカトのレバーをガチャンと下ろすだけ。多少このとき力は入りますが、それだけです。

最初のうちはないかもしれませんが、アイゼンを履いたり脱いだりする様な山行では、これがめちゃくちゃステレスレスで最高です。

この便利さを経験したら、ストラップ式には戻れません(笑)

フロントが縦爪:

フロントの爪が縦爪なのはやはり、アイスクライミングには向いています。

横爪でも出来ますが、縦爪の方が氷への刺さりがいいので、慣れていない初心者の方はアイスクライミングの要素が多いルートにチャレンジするときは縦爪のアイゼンの方がストレスが少ないと思います。

慣れている方は、横爪であってもサクサク登っていきますが、

慣れてなかったり経験が少ないと、刺さりが甘かったり、掛け方が浅かったりで、踏み外したり、滑ったりすることも増えてくるので、

タダでさへ最初は緊張して怖いことなので、ストレスを少なくするにも縦爪の方がそういうシチュエーションでは登りやすいです。

ヨーロッパ最高峰モンブラン山頂から

そのおかげで、このリンクスにはイタリア最高峰のグランパラディソやヨーロッパ最高峰のモンブランも登らせてもらいました。

非常に安心の置ける心強い相棒です。

厳冬期用の登山靴に合わせるアイゼンをお探しなら、アイスクライミングにも対応できるこのリンクスはこれだけで、チャレンジできるクライミングの幅を広げてくれますよ!

紹介アイテム:

紹介しているペツルリンクスです!

アイゼンでも定評のあるブラックダイヤモンドのワンタッチ式縦爪アイゼン、サイボーグプロ!

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