Petzl(ペツル)アイスアックス サミテック 

雪山登山を始めるに当たって必要になる重要なギアの一つピッケル(アイスアックス)!

何を買うか悩みますよね?

形状が真っ直ぐだったり、少し曲がっていたり、長さが違ったり、、、、

おそらくほとんどの人が最初の一本が最後の一本になるんじゃないかと思うので、そうであるなら最初の一本がいいもののほうが、より可能性を広げてくれいいと思います。

このペツルのサミテックはそういう点において最適だと思うので、参考になればとの思いをこめてレビューします。

あなたのこれからの相棒を決めるために間違った選択や後悔しないために参考になれば幸いです。

合わせて、ピッケルの選び方に関しても書いているので、読んでからこちらのレビュー記事に目を通すほうが、何故このペツルサミテックがいいのか伝わりやすいと思うので、よければ参考にご覧ください。

この記事ので伝えること
  • ペツル・サミテックの概要
  • ペツルサミテックの特徴
    • 何故その特徴がいいのか
  • ペツルサミテックの外観

ペツル・サミテックの概要:

ペツル・サミテックの概要:
出展:PETZLより引用

長さが52cmの複合ルート用のピッケル(アイスアックス)です。

重量は470g

特徴①シャフトのカーブ:

ペツル・サミテックの概要:特徴①シャフトのカーブ
出展:PETZLより引用

汎用性の高いシャフトのカーブ。

シャフトのカーブもピック(刃の先端)を雪面や氷面に打ち込みやすい形状になっています。

また、急斜面を登る際にピックと石突の2点を雪面に付きたてる場面でも、シャフトがカーブしているおかげで、持ちやすく、突き立てやすくなっています。

かつ、シャフトのカーブがきつすぎないため、杖として使う際や、雪面に突き刺す場面でも、突き刺しやすく使い勝手がとてもいいです。

特徴②可動式トリガー:

ペツル・サミテックの概要:特徴②可動式トリガー
出展:PETZLより引用

このレバーの上げ下げだけで簡単に位置を変更することの出来る可動式のトリガーが非常にいいんです!

何に使うかというと。

正式には”ハンドレスト”というようですが、名前の通り、手を休めるのに最適なんです。

ペツル・サミテックの概要:特徴②可動式トリガー ハンドレスト

例えば、急斜面を登る際、四つんばいで這い上がるような姿勢の時、

ピック(刃の先端)と石突の2点をこの様に雪面に付きたてて、登る時も、このトリガーがなければ、握力のみでピッケルを握らないといけないところを、

このトリガーをシャフトの中腹あたりに動かしておけば、

写真の様に、こぶしに引っかかり、止めてくれることで、手が疲れにくくなります。

ペツル・サミテックの概要:特徴②可動式トリガー ハンドレスト

この様に、アイスクライミングの要素で、斧を持つように持って、ピック(刃の先端)を雪面や氷壁に打ち込み体を持ち上げる時も、

このトリガーを石突の上のところまでおろしておけば、ここにこぶしや指を引っ掛けることで、握力だけで握る必要がなく、体を引き上げる時も、手が疲れにくくなっています。

これ、思ってる以上に助けになります。

例えば、初めての少しテクニカルな雪山登山、

自分のレベルより上のコースを登るガイド登山、

滑落したら大変じゃ!大変なことになるかもしれない!死んでしまうかもしれない!

そんな状況の中、体に、、、手に、、、、力が無意識に入り、

自分が思っている以上に、気づいた時には握力が無くなり、、、体力が無くなり、、、、

じゃけど、まだ同じような冷や冷やするルートを行かなければならない、、、、

しかし、もう握力が入らず、ピッケルがすっぽ抜けそうじゃ、、、

こんな状況になったら、怖いし、余裕も無くなって、楽しみも半減です。

そんなときにも、このトリガー(ハンドレスト)があるだけで、手の疲れが大幅に軽減できます。

ペツルサミテック外観

ブレード・ピック部分:

ペツルサミテック外観 ブレード・ピック部分

私が使っている古いモデル。

ペツルサミテック外観 ブレード・ピック部分
出展:PETZLより引用

現在のモデル。マットブラックになっていて渋くなってますね。

シャフト:

ペツルサミテック外観 シャフト

私の使っている以前のモデル。

ペツルサミテック外観 シャフト
出展:PETZLより引用

現在のモデルは、スピッツェ(石突)の上が握りやすいようグリップ力が増すようにグリップ部に凹凸がありますね。いいなー。

石突(スピッツェ):

ペツルサミテック外観 石突(スピッチェ)

私の以前のモデル。

ペツルサミテック外観 石突(スピッチェ)
出展:PETZLより引用

現在のモデルは以前の私が使っているものより、石突が鋭く、氷の上でも刺さりがよさそうですね。

使用用途チェック表:

ピッケル選びにおいて、Petzlの公式ホームページにある使用用途における各ピッケルの適正表です。

出展:PETZLより引用

ご覧の通り、サミテックが一番汎用性の高いアイスアックスの一つであることがわかります。

この1本で大体のことに対応出来てしまうので、

この1本があれば、雪山を続けていっても、ずっと使い続けれるだけのポテンシャルのあるアックスなので、最初の1本にほんとうにおすすめ。

最初の一本が一生の相棒になりますね。

私はこのサミテックが相棒でほんとうによかったです。

このサミテックと一緒にアルプスの複合ルートやヨーロッパ最高峰のモンブランにも登らせてもらいました。信頼の置ける相棒です!!

紹介アイテム&比較アイテム

Petzl(ペツル)サミテック

フランスの有名アウトドアメーカーです、プロフェッショナルの高所作業用ギアも手がけていて、多くの有名アスリートも信頼して使っている、クライミングメーカーです。

デザインもシンプルかつスマートなものが多くかっこいいです。

機能性&信頼度も申し分なし。

そのペツルの中で一番汎用性の高いピッケル(アイスアックス)がこのサミテック。

私も以前のモデルを愛用していますが、現在のものはよりデテールがよくなっていて、より良いですね。

アイスクライミングまで手を出さなければ、この1本ですべてこなせてしまうようなピッケルになってるので、最初の1本からでも私はお勧めします。

ブラックダイアモンドのベノムアッズ

ブラックダイアモンドのアイスアックスの中でペツルのサミテックと同等な汎用性の高さがあるモデルになります。

ここは好みの問題なので、どちらを選んでも問題ないかと思いますが、

私はペツル推しです。

じゃけど、ブラックダイアモンドもかっこいい~

このベノムアッズも最初の一本から、一生の相棒になりうるアイスアックスですね。

使えるようになりましょう!

最初に一本を相棒に迎えたら、先ずは雪山講習などに参加して、滑落停止訓練などを受けて、ピッケルの使い方を覚えましょう!

滑落して、使えないようじゃあ、ただの木の棒と変わりません。

雪山講習に参加したり、ガイド登山で複合ルートにチャレンジしたりすると、すばらしい経験が出来るはず!

見たことの無いような絶景を!経験したことの無いようなアドベンチャーを味わいに行きましょう!

関連記事:

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事