ハイドレーション使ってますか?
ハイドレーションって何?と、まだ知らない方もおられるかもしれません。
どうやって使うの?実際どうなの?とまだ使ってないと気になるかもしれません。
ということで、私は正直ハイドレーションが便利すぎて、使い始めてからもうやめられないので、
ハイドレーションって何なのか、どのように使うのかを軽く説明した後で、何故便利だと思うのか、長年実際に使用してきて、思うデメリットも伝えた上で、良いと思うポイントを紹介します。
ハイドレーションとは?使い方は?
ハイドレーションとは写真のようなプラスチックバックに水を入れて、そこから吸引チューブが伸びているので、それを使ってザックを下さずに、水分補給が出来る便利なもの!
登山やハイキング用のザックには写真のようにハイドレーションを収納するポケットが既についているものがほとんどなので、
水を入れたこのハイドレーションをこのポケットに収納します。
ストラップが基本的にはついているので、掛けておくことで、水の入ったプラスチックバックがポケットの下にたまるというか膨らんでしまうことを防げます。
チューブを伸ばし、ショルダーストラップのところまで伸ばして、固定しておくことで、ザックを下さずとも、行動中に、チューブから水を吸って、水分補給をすることが出来ます。
ハイドレーションって何が便利なの?
繰り返しになりますが、ハイドレーションの良さは、ザックを下さずに行動中に水分補給が出来るところです!
私もそうでしたが、基本的には最初、写真のようなプラスチックボトルやステンレス、アルミボトルに水を入れて、ザックのサイドについているポケットに入れて水分補給をされる方が多いと思います。
しかし、なんだかんだ、これザックを背負っている状態で、取ったりしまったりするのは至難の技です。
自分も歳のせいかもしれませんが、何度もつりそうになったことがあります(汗)
とるのは何とか出来ても、入れる方が難しい!
足場が悪いところを急登するシーンほど水が飲みたい!サイドにボトルがささっていても、取りにくい!
取れたとしても、しまえない!ストレスになりますよね?
そんな状況を解消してくれるのが、このハイドレーション!
登山やハイキングって思っている以上に水分を消費するので、水分補給は非常に重要です。
特に夏場はこまめな水分補給をしないと危険につながります。
しかも、足場が悪かったり、登山道が狭くて、ザックをおろしにくかったり、急登している時なんかは、水が飲みたいのに飲めないことが多くないですか!?
そんな時にも、このハイドレーションがあれば、そんな時にでも水を飲むことが出来で便利すぎるんです。
デメリットもあります!
水があったまる:
ハイドレーションの収納ポケットは背中側にあるため、背中の熱でどんどん温まって、どんどんぬるくなっていきます。
ゆーても、夏場は保冷ボトルじゃない限り、ボトルでもあったまっちゃいますけどね。
メンテナンスが面倒:
ボトルに比べると、チューブなどがあるため、衛生面を気にすると、洗浄したり、乾燥させたりするのが少し面倒なポイント。
とは言っても、写真でもわかるように、本体のプラスチックバックからチューブも外すことが出来るし、水を入れる口も大きく開くため、言うほど面倒ではないかなと思いますけどね。
私は大きめのペーパークリップ使ってこうゆう感じに干してますよ。
使い終わって、軽く洗ってちゃんと干しておけば、特に良いままでカビたりすることなく使えてます。
残量がわからない:
ザックの中に収納して、チューブで水を飲むため、後どれだけ水が残っているかわからないので、最後の方で一番水が飲みたい時に、水がない!なんてことが起こりえます!
それも、何回か使ってると、大体どれくらい飲んだか予想はつくようになりますよ。
それに、ハイドレーションだからって、ザックを一度も下さないってことはないので、ザックをおろした時や、昼ごはん休憩の時に残量も確認出来ますからね。
冬はおすすめしない:
冬はチューブ内に残っている水が凍ってしまい、飲めなくなります、、、汗
当たり前かもしれませんが、私も昔、あまり考えずに初めての冬山にいつものようにハイドレーションを入れて持っていきましたが、チューブ内の水が凍ってしまい、全く飲めず、、、、
ただ単に飲めもしない2Lの水を持っていくという苦い思い出があります、、、
一応、断熱材が巻かれたチューブも存在するようですが、私は使用したことがないので、実際厳冬期の登山でチューブが凍らないかは保証できませんが、
春や秋などでも2000mを超える山を登る場合は山頂付近はかなり冷えることもあるので、あっても良いかもしれませんが。
CAMELBAK(キャメルバック) バッグパーツ アンチドート インシュレーテッドチューブディレクター
正直、冬は保温ボトルがおすすめ!
私は、”山専ボトル” を使ってます。これ、本当に保温性が高いので普通におすすめです。
厳冬期の登山なんかはこれに暖かいレモンティーに蜂蜜入れたものとか持っていって、飲む方が水分補給的には面倒になりますが、体もあったまるので、冬はもっぱら”山専ボトル”です。
これ、冬でなくとも、荷物最小限に、バーナーやクッカー持ってかずに、お湯だけ入れて、山頂でカップラーメンとコーヒーだけ!みたいなことにも使えて、1つあっても便利ですよ。
THERMOS 山専用ボトル ステンレスボトル 0.9L
おすすめハイドレーション5選:
容量も色々ありますが、一般的な登山には2Lくらいがおすすめだと思います。
短い日帰り登山でもなんだかんだ半日はかかりますし、汗も大量にかくので、そのくらいあった方が安心です。
それに調理にも使えますしね。そんなにいらない時は少なく入れていけば良い話ですし。
私は暑がり汗っかきなので、基本的に2Lのハイドレーションに、1Lのプラスチックボトルに水を入れて持っていきます。
キャメルバック2.0L
(価格は5000円しないくらいでしょうか)
私も使用している、キャメルバックのハイドレーションです。私が使っているのは昔のモデルですが、7〜8年使ってますが、今でも現役です。特に何の問題もないですね。
チューブが本体から外せるので、メンテナンス的にもGoodです。
ここで紹介しているハイドレーションはチューブの着脱は可能なのでメンテナンス性は良さそうですね。
プラティパス ビックジップEVO 2.0L
(価格は5000円しないくらいでしょうか)
キャメルバックと同様、有名なハイドレーションメーカー、プラティパス!
もしかしたら、現在一番おすすめのハイドレーションかもしれません!!
チューブも着脱可能で、吸引口も水の流れもとても良くて、飲みやすいとの噂。
本体のプラスチックバックも、キャメルバックの丸口と違い、ジップロックのように上ががばっと開きます。
洗浄はこちらの方がしやすいかもしれませんね。
海外のアウトドアギア比較サイトでも、評価が現在一番高いアイテム。個人的には今回紹介している5アイテムはどれを買っても間違いないと思いますが。
ハイドラパック シェープシフト 2.0L
(価格は8000円しないくらいでしょうか)
形状はプラティパスに似た形状をしているハイドラパックですが、
こちらは一番軽量なハイドレーションになります。形状もスリムでコンパクトでなおかつ軽量なので、
トレイルランニングや、ウルトラライトな登山、スピーディーな登山スタイルの人向けかもしれません。
ガイガーリグ ハイドレーション エンジン 2.0L
(価格は8800円しないくらいでしょうか)
こちらは、他のハイドレーションと違い、ユニークな機能がついてます。
写真でもわかるように、ポンプがついており、空気圧をかけることにより、吸わなくても水を出すことが出来ます。
また設定を変えることにより水をスプレー状に出すことも可能なようで、
水分補給だけでなく、トレランなどで体を冷やすために体にスプレー状に水を吹きかけたり、下山後にでも水を入れ、何かを洗う用途に使ったり、簡易シャワーのように使いことも可能です。
エムエスアール(MSR) ドロムライトバッグ
(写真は4.0Lですが、2.0Lもあります。)
(価格は5000円くらいでしょうか)
形状はキャメルバックに似ている丸口ですが、違いは丸口からチューブも出ると言うところ。
チューブを外して、そこから水を吸引することもでき、スポーツ用のプラスチックボトルのような使い方もできます。
また、とても丈夫な素材でできているため、そのまま、木や岩に掛けて、チューブを外し、水を流すこともでき、こちらも簡易シャワーのような使い方も出来るようになっています。
2.0L, 4.0L 6.0Lと大容量のラインナップもあるので、登山での水分補給だけでなく、大容量モデルであれば、キャンプサイトでの簡易シャワーなどとしても使えるものになっていて、注目です。
ハイドレーションでより快適に
メンテナンスが多少必要な部分がありますが、正直何年も使ってきて、そこまで面倒を感じたこともないし、すぐに破れたり、壊れたりすることもないし、
それ以上に、いつでも水を飲める快適さはとても便利ですよ!
私は正直、ハイドレーション使い始めて、快適すぎて3シーズンでの登山やハイキングでは欠かせないアイテムの一つです!
まだ使われてない方は、ぜひお試しあれ!