エバニュー アルコールストーブを13年使った感想|スタンドDXセットは必要?燃焼時間・消し方も

スタンドDXと組み合わせて燃やしたエバニューのアルコールストーブの炎
写真は自分のエバニュー アルコールストーブスタンドDXセット(2019年11月撮影)

みなさんはじめまして、Actibu Outdoor ヤスです(Actibu Ch)。YouTubeでフランスのルアーフィッシングをメインに配信しとります。

ガスバーナーを持っとる人が、次に気になるのがアルコールストーブじゃないでしょうか。自分もそうで、2013年頃からエバニューの「アルコールストーブスタンドDXセット(EBY255)」を使うとります。もう13年くらいになります。

正直に言うと、今は使う回数はかなり少ないです。キャンプやテント泊登山に行く回数が昔よりぶち減って、年に3回くらいのキャンプのうち、アルストを使うのは1〜2回くらい。それでも手放さんのは、ガスバーナーにはない楽しさがあるけーです。この記事では、長く使ってきて分かったええところと弱点、燃焼時間や消し方、今から買うならどれを選べばええかを、正直にまとめます。

先に結論:便利さより「炎を楽しむ」道具。選び方は調理をするかどうか

  • 便利さならガスバーナーの方が上。エバニューのアルコールストーブは、炎を眺めながらコーヒーを温めるような、趣を楽しむ道具です
  • 弱点は、燃焼時間と火力の調整が難しいこと、高所や厳冬期は火力が足りんこと、ガスとは別に燃料が1つ増えること
  • コーヒーを温める程度なら、ストーブ単体(EBY254)+十字ゴトク(EBY253)で十分
  • ガスを持たずにアルストだけで調理もしたいなら、火力が上がるスタンドDXセット(EBY255)

目次

エバニューのアルコールストーブを13年使った感想

買った理由は「違う種類の火元」がほしかったから

登山やキャンプで火元が2つほしい、と思ったのがきっかけです。ガスバーナーはプリムスの153ウルトラバーナーをすでに持っとったけー、同じガスじゃなくて違う種類のものを使うてみたくて、行き着いたのがアルコールストーブでした。

焚き火に近い感覚で、炎を眺めて楽しめる

一番ええところは、やっぱりこの炎です。ガスバーナーみたいな「ゴーッ」という音もなく、静かにゆらゆら燃える火を眺めとると、焚き火に近い感覚になります。特に夜はええですよ。

機能だけで比べたら、ガスバーナーの方が圧倒的に便利です。でも、アルコールを注いで、火をつけて、燃え尽きるのを待つ。この手間のかかるところも、急がん時にはええ時間になります。景色のええ所でアルストでコーヒーを入れて飲むだけでも、どんなおしゃれなカフェに行くより贅沢な時間になりますね。

調理より、コーヒーの温め直しなどの「ちょい使い」が多い

すごい大きなものじゃないけー、自分はアルストでしっかり調理をすることは少ないです。キャンプではガスバーナーで調理して、アルストはコーヒーを入れたマグカップを温め直したり、低山ハイクの休憩中にちょっとお湯を沸かしたり。そういうちょい使いで、アルストの趣を楽しんどります。

スタンドDXセットの中身と組み立て方

エバニューのチタンアルコールストーブとスタンドDX

これがアルコールストーブスタンドDXセットです。チタンのアルコールストーブ(写真左)と、アルコールストーブ用スタンドDXのセットになっとります。メーカーの情報では、中身はアルコールストーブ、スタンド、パワープレートの3つで、重さはセットで86gです。

ストーブの方は2010年に生まれたモデルで、上と下の2段から炎が出る作りで、お湯を早く沸かせるように考えられとります。

このスタンド、ただのゴトクじゃなくて、風よけにもなるし、上昇気流を起こして燃焼効率を上げてくれる作りになっとります。

スタンドDXにアルコールストーブをはめ込んだところ

まず、スタンドにアルコールストーブをはめ込みます。

組み立てたエバニューのスタンドDX

それから、このように組み立てます。

スタンドDXの上に台座になるプレートを置いたところ

マグカップを置きたい時は、スタンドの上に台座になるプレートを置けば、マグカップもこのように直火にかけられます。

スタンドDXにエバニューのチタンマグカップを乗せたところ

同じエバニューのチタンマグカップ300がちょうどよく収まります。

※写真のマグはサイズを見るために乗せたWウォール(2層構造)です。Wウォールのカップは火にかけると破裂する危険があるけー、火にかける時は必ずシングルウォールのものを使うてください。

スタンドDXを使うと火力が上がる

アルコールストーブだけで燃やした時の炎

こちらが、ストーブだけで燃やした時の火です。

スタンドDXと組み合わせて燃やした時の炎

こちらが、スタンドDXと組み合わせた時の火です。上昇気流が起きる作りのおかげで、火の上がりがぐっと強くなっとるのが分かると思います。

火をつける時は、普通のライターだと手が火に近くなって危ないけー、自分は口を伸ばせるSOTOのスライドガストーチを使うとります。メーカーのカタログでも、点火には長い柄のライターがおすすめとされとります。

弱点:燃焼時間と火力の調整が難しく、寒さにも弱い

燃焼時間と火力の調整が難しい

アルコールストーブは、入れたアルコールの分だけ燃えます。ガスバーナーみたいに、つまみで火を止めたりまた付けたりがしにくいし、細かい火力調整もできません。火を弱めたい時は、マグカップやクッカーを火から離すくらいしかないです。

「この量でどれくらい燃えるか」を一度測っておけば、だいたいの目安は分かります。ただ、しょっちゅう使うとらんと、その目安も忘れてしまうんですよね。

高所や厳冬期は火力が足りない

寒い所だと、火が弱くなります。自分は昔、厳冬期の谷川岳で使うたことがありますが、火が弱すぎて調理にはなりませんでした。高所や真冬の山では、ガスバーナーの方が安心です。自分がアルストを使うのはキャンプや低山ハイクの休憩くらいで、場所は選ぶ道具じゃと思います。

燃料が1つ増える

自分はガスバーナーも一緒に持って行くけー、アルストを使う時は、ガス缶とは別にアルコール燃料も持つことになります。荷物を少しでも減らしたい人には、ここがデメリットになるかもしれません。

燃焼時間:アルコール30mlで約9分燃えた

薬局で買ったアルコール度数70%のアルコール

燃料は、薬局で買えるアルコール度数70%のものを使うとります。フランスに住んどる今も、こっちの薬局で買えるアルコールを使うとります。ただ、メーカーのカタログでは「燃料用アルコール専用」とされとるけー、これから使う人は燃料用アルコールを選んでください。

空のエバニュー チタンアルコールストーブ

これが空の状態です。

アルコールを約30ml入れたエバニュー チタンアルコールストーブ

ストーブの中には目盛りが付いとるけー、量は測りやすいです。ここにだいたい30ml入れて燃やしてみたところ、約8分で火が弱くなって、約9分で消えました。ちょっとお湯を沸かしたり、コーヒーを温めたりするには十分です。

ちなみにメーカーのカタログ(2026年版)では、30mlで約5分燃えて、400ml前後のお湯が沸くとされとります。自分が使うたのは燃料用ではない度数70%のアルコールなので、そのぶん長く、弱めに燃えたんじゃと思います。燃料が変わると燃え方も変わるけー、一度自分の燃料で測っておくと安心です。

燃料の持ち運び

アルコール燃料を入れて持ち運ぶ容器

燃料は、ウイスキーやブランデーでも入っとりそうな容器に入れて持って行っとります。写真右のようなプラスチックの容器でもええんですが、潰れて漏れる心配もあるけー、自分はなるべく丈夫な容器にしとります。小さいプラスチック容器をクッカーの中にしまえば潰れる心配も減るので、それもアリじゃと思います。

火の消し方:専用の蓋は付いていない

チタンアルコールストーブ(EBY254)には、消火用の蓋は付いとりません(メーカーの情報では、内容物はストーブ本体のみ)。

自分も専用の蓋は持っとらんし、正直、わざわざ消すことはほとんどないです。コーヒーを温めた時にアルコールを少し多めに入れて火が残っとっても、燃え尽きるまで炎を眺めて待っとることが多いです。これもアルストの楽しみ方のひとつじゃと思うとります。メーカーのカタログにも、運んだりしまったりする時は中の燃料を燃やし切って空にするように、と書いてあります。

どうしても消したい時は、スタンドを使うとらん時はマグカップを乗せて、スタンドを使うとる時は使うとらんクッカーをガバッとかぶせて消しとります。消したあとはストーブもかぶせた物も熱いけー、冷めるまで素手で触らんようにしてください。それと、アルストの炎は昼間はほとんど見えんことがあるけー、火が消えたと思っても油断せんようにしてください。

どれを買う?単体+ゴトクか、スタンドDXセットか

これは使い方次第です。基準は「アルストで調理をするかどうか」じゃと思います。

組み合わせ中身こんな人にAmazon価格(2026年10月末時点)
チタンアルコールストーブ EBY254
+十字ゴトク EBY253
ストーブ(34g)+ゴトク(16g)コーヒーを温める程度。調理はガスバーナーでする約3,236円+約918円
アルコールストーブスタンドDXセット EBY255ストーブ+スタンド+パワープレート(86g)ガスを持たずにアルストだけで調理もしたい約6,100円

コーヒーを温め直すくらいなら、ストーブ単体とシンプルなゴトクで十分です。マグカップを乗せたいなら、ゴトクは要ります。ガスバーナーを持たずにアルストだけで調理もしたいなら、スタンドDXがあると空気の流れができて火が強くなるけー、セットがおすすめです。

ちなみに、メーカーのカタログ(2026年版)の税込価格は、DXセットが10,560円、ストーブ単体が5,280円、十字ゴトクが1,430円です。2026年10月末時点では、Amazonの方がだいぶ安く買えます。すでにストーブを持っとる人向けに、スタンドDXだけの単品(EBY257、税込5,720円)もあります。

トランギアと迷ったら:見た目と質感の好みでええ

買う時に迷ったのが、トランギアのアルコールバーナーです。形はそっくりで、トランギアはメスティンでも人気の定番メーカーなので、どっちを選んでも問題ないと思います。トランギアは使うたことはないですが、たぶんほぼ同じように使えるはずです。

自分がエバニューにしたのは、先にエバニューのチタンマグカップを持っとって、同じチタンの質感でそろえたかったのと、スタンドDXとの組み合わせを試してみたかったけーです。長く使う道具じゃけー、見た目や質感、色で、自分のテンションが上がる方を選ぶのが一番じゃと思います。

販売情報で見る違いは、トランギアは真鍮製で、燃料を入れたまま持ち運べるふたが付いとること。エバニューはチタン製で34gと軽く、ふたは付いとりません。

まとめ

エバニューのアルコールストーブは、便利さで選ぶ道具ではないです。燃焼時間も火力も調整しにくいし、寒い所には弱い。それでも、静かな炎を眺めながらコーヒーを温める時間は、ガスバーナーでは味わえません。自分は使う回数こそ減りましたが、13年たった今も手放さずに使うとります。

選ぶなら、コーヒーを温める程度ならストーブ単体+十字ゴトク、アルストだけで調理もしたいならスタンドDXセットがええと思います。

関連アイテム

アルストだけで調理もしたいなら、自分も使うとるスタンドDXセットです。

コーヒーを温める程度なら、ストーブ単体と十字ゴトクの組み合わせで十分です。

見た目や質感でトランギアが好みなら、こちらから。

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