シマノ フリーゲームXT S96MLレビュー|機内持ち込みできた9.6ftパックロッドと、今買うなら何?

シマノ フリーゲームXT S96MLレビュー|機内持ち込みできた9.6ftパックロッドと、今買うなら何?
シマノ フリーゲームXT S96ML
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)

みなさんはじめまして、Actibu Outdoor ヤスです(Actibu Ch)。YouTubeでフランスのルアーフィッシングをメインに配信しとります。

飛行機に乗る旅行や帰省、出張先でも釣りがしたい。そんな方のためのパックロッドとして人気じゃったのが、シマノのフリーゲームXTです。

自分は2019年にフリーゲームXT S96MLを買うて、日本に帰省する時に飛行機で持って帰って、ライトショアジギングもしました。この記事では、実際に使ってみて分かったええところと弱点を、正直にまとめます。

【先にお知らせ】フリーゲームXTは、2026年10月時点でシマノ公式サイトの製品一覧に載っとらず、実質的に廃盤になっとります。今でも在庫や中古で探しとる方もおられると思うので、使った感想はそのまま残しつつ、「今買うならどれがええか」もあわせて紹介しますね。

先に結論:機内持ち込みできる9.6ftパックロッドとしては最高。今は実質廃盤

  • 9.6ftなのに仕舞寸法は54.6cm、しかもハードケース付き。飛行機に持って行けるシーバス・ライトショアジギ用のパックロッドとしては最高でした
  • 弱点は、穂先を折ったこと(自分のミスです)と、パックロッド共通の継ぎ目のゆるみくらい
  • 今は実質廃盤。今買うなら、持ち運び重視ならUNFIX、長さと値段重視なら23フリーゲーム(振出)

目次

フリーゲームXT S96MLを使ってみた感想

買うた当時、自分は30代半ばで、フランスに住みながらシーバスやショアジギングも少しするようになっとりました。フランスでも、日本に帰った時でも、サクッと海で釣りがしたい。そう思っとったんです。

ただ、シーバスロッドは3m近くあるけー、2ピースでも仕舞寸法が1.5mくらいになって、飛行機に持ち込めません。ワールドシャウラも気になっとったけど、値段が高い、、。そんな時にドンピシャで出てくれたのが、このフリーゲームXTでした。

ハードケース付きで、飛行機に持って行ける

フリーゲームXT S96MLの付属ハードケース
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)

最初に見た時は、思った以上にコンパクトでビックリしました。しかも、最初から付いてくるこのハードケースがええんです。

ぶちしっかりしとって、ソフトケースみたいにペコペコする感じがないけー、上にちょっと重い物が乗っても潰れんと思います。持ち運ぶ時も、ロッドが安心です。

フリーゲームXTのハードケースの長さ
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)

ケースの長さは、ざっと測って58.5cmくらいでした。

フリーゲームXTの円柱のハードケース
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)

円柱のケースの直径は9cmくらいで、旅行用のダッフルバッグやスーツケースに入れたり、リュックの外に付けたりしても運びやすいです。

フリーゲームXTのハードケースを開けたところ
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)

フタを開けるとこんな感じです。心配な方は中に何か詰めてもええと思いますが、そこまで心配せんでもええくらい、ケースは丈夫な印象です。

6本継のフリーゲームXT S96ML
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)

ロッドを取り出すとこんな感じ。6本継は初めてじゃったけー、短さにビックリしました。ロッドをまとめるロッドテープも、最初から2つ付いてきます。

バッグに付けたフリーゲームXTのケース
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)
フリーゲームXTのケースを付けたバッグ
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)

釣り用のバッグじゃないんですが、普段よく使うバッグにくくり付けるとこんな感じです。

実際に、日本へ帰省する時に飛行機で持って帰って、海でライトショアジギングをしました。日本に持って帰れるサイズで、しかも最初から円柱のハードケースが付いとるのは、飛行機でロッドを持って行きたい方には今でも大きな利点じゃと思います。

※機内持ち込みや預け入れのルールは航空会社によって違うけー、乗る前に確認してくださいね。

キャストの感覚

フリーゲームXT S96MLの使用感
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)

4本継のバスロッドは使うたことがあったんですが、6本継は最初ちょっとビビりました(笑)。じゃけど、投げてみたら何の問題もなし。正直、6本継なんて全然感じません。強いて言うなら、ガイドの位置を少し気にするくらいですが、それはどのパックロッドも同じですね。

キャストは、シーバスでよう使う10〜20g前後のプラグが気持ちよう振り抜けます。7g前後のプラグから、30gのジグまで気持ちよう飛ばせました。ショアジギングでもっと重いジグをメインで使うなら、MLよりMの方がええと思います。

長さの感じ

フリーゲームXT S96MLと身長176cmの比較
写真はフリーゲームXT S96ML(2019年購入)

身長176cmの自分と並べると、ロッドの長さはこんな感じです。

当時はパリの街中の川でも、川スズキ(パイクパーチ)を狙うのに使うとりました。持ち運びが楽なけー、街中の河川でもサクッと釣りができます。ケースもバッグやザックに付けてしまえばあんまり荷物にならんけー、車以外の移動でもロッドを持ち運びやすくて、ほんまに助かりました。

弱点:穂先折れと継ぎ目のゆるみ

弱点①:穂先を折った(パーツは取り寄せできた)

シマノのパーツ価格表
シマノのパーツ価格表(当時)

自分のミスなんですが、穂先にPEラインが絡んどるのに気づかずに、ハードプラグをフルキャストしてしもうて、案の定、穂先が折れてしまいました。

ただ、シマノはパーツ価格表で各パーツの品番が分かるけー、近くの釣具屋さんに注文したら、折れた穂先だけ問題なく取り寄せることができました。何かあっても、そのパーツだけ替えられるのはありがたいです。

ただし、今は実質廃盤なので、パーツがいつまで手に入るかは分かりません。中古で買う前に、釣具屋さんで確認しとくと安心です。

弱点②:継ぎ目がゆるんでくる(パックロッド共通)

これはフリーゲームXTに限らず、今使うとる他のパックロッドでも起こることなんですが、使うとるうちに継ぎ目がだんだんゆるんできます。継ぎ目が多いパックロッドならどれも同じじゃと思うので、釣りをしながらときどき継ぎ目を確認するようにしてください。

それ以外は、正直そんなに気になった点はありません。

正直、今はあまり使っていない理由

正直に言うと、今はこのフリーゲームXTをあんまり使っとりません。ただ、それはロッドが悪いからじゃないんです。理由は2つあります。

  • 今の自分の釣りでは出番が少ない:今の自分の釣りは、パリのセーヌ川や運河、池で、パーチやザンダー(パイクパーチ)、パイクをルアーで狙う釣りがほとんどです。どれもバス釣りに近いスタイルなんで、もっと短いロッドを使うとります。海でシーバスを狙いたくて買うたんですが、パリから一番近いル・アーヴルやノルマンディの海でも車で2時間以上かかるけー、海に行く機会は多くないんです
  • フエルコのロッドが気に入った:そのあと、フエルコのパックロッドに出会いました。フエルコやツララ、フィッシュマンみたいな小さなブランドのロッドは、ひと目で「あのブランドのロッドじゃ」と分かる独特のデザインと味があって、自分はそこに惹かれとります。短くてもフエルコを使いたい気分になって、そっちばっかり使うようになりました

今でも、使おうと思えば全然使えます。広い湖で遠投したい時や、ノルマンディにシーバスを釣りに行く時、海でショアジギングをする時には、まだまだ出番がある竿じゃと思います。

S96MLとS96Mの違い・スペック表

フリーゲームXTのスピニングモデルのラインナップです。価格は発売当時のメーカー本体価格(税別)です。

品番全長(m)継数(本)仕舞寸法(cm)キャストウェイト(g)本体価格(円)
S49UL1.45351.71〜720,000
S64ULS1.93543.20.3〜621,500
S610LS2.08546.20.6〜1222,500
S70ML2.13547.26〜2823,000
S76ULS2.29550.50.3〜622,500
S76ULT2.29550.50.6〜722,500
S76M2.29550.48〜3524,000
S86ML2.59556.46〜2824,500
S86M2.59556.48〜3525,000
S96ML2.90654.66〜3225,500
S96M2.90654.68〜4026,000
S100MH3.05657.110〜5627,000
S106M3.20659.68〜4527,000

S96MLの自重は155g、適合ラインはPE0.4〜1.2号です。

S96MLとS96Mは、長さも継数も仕舞寸法も同じで、違うのはパワーです。キャストウェイトは、S96MLが6〜32g、S96Mが8〜40gになっとります。

  • S96ML:10〜20g前後のプラグや軽めのジグを気持ちよう投げたい、シーバス寄りの方
  • S96M:30〜40gのジグもよう使う、ライトショアジギング寄りの方

自分も正直S96Mと迷いました。ただ、50g以上のジグが投げられるショアジギング用のロッドは別に持っとったけー、もうちょっとシーバス寄りで、軽いプラグやジグヘッドを気持ちよう投げられるS96MLにしました。

長さを9.6ftにしたのは、おかっぱり、特に防波堤みたいに足場が高い所での遠投を考えたけーです。10ftや10.6ftの方が遠投はできますが、他の場所での取り回しも考えて、少し短い9.6ftにしました。

中古で買うときのチェックポイント

今フリーゲームXTを手に入れるなら、ショップの在庫か中古になります。中古で買うなら、次のところを見ておくと安心です。

  • 穂先や各継ぎ目に、割れやキズがないか
  • 6本(モデルによっては3〜5本)全部そろっとるか
  • ガイドが曲がったり、ぐらついたりしとらんか
  • 円柱のハードケースとロッドテープが付いとるか(ケースはこのロッドの大きな魅力です)
  • 折れた時のパーツが手に入るか(買う前に釣具屋さんで確認)

今買うならどれ?XTの代わりになるシマノのロッド

今のシマノには、フリーゲームXTみたいに「9.6ftで、仕舞寸法55cm前後」というロッドはありません。なので、何を優先するかで選ぶのがええと思います。

UNFIX S86M-523フリーゲーム S96M(参考)フリーゲームXT S96ML
継ぎ方並継 5本振出 4本並継 6本
全長8'6"(2.59m)9'6"(2.90m)9'6"(2.90m)
仕舞寸法56.4cm82.2cm54.6cm
自重132g150g155g
キャストウェイト8〜35g7〜48g6〜32g
本体価格(税別)33,700円17,100円25,500円(発売当時)

出典:シマノ公式サイト(UNFIX)、シマノ公式サイト(フリーゲーム)

持ち運び重視ならUNFIX

UNFIXは、全機種の仕舞寸法が60cm以下のマルチピースロッドで、シマノ公式でも国内外の旅行やサイクリングに持ち出すことを想定しとります。飛行機で持って行きたいなら、今はこっちが本命じゃと思います。ただ、一番長いモデルでも8.6ft(S86M-5)なので、XTの9.6ftより1ft短くなります。

長さと値段重視なら23フリーゲーム(振出)

「フリーゲーム」の名前は、今は振出(テレスコ)タイプのシリーズに引き継がれとります。こっちは9.6ftのS96Mがあって、値段も17,100円(税別)と手頃です。ただ、振出なので仕舞寸法は82.2cmと、XTほどは短くなりません。車での移動や、電車でちょい釣りに行くような使い方向けですね。

どちらも自分は使うたことがないけー、上の内容はシマノ公式の情報をもとにしとります。

自分は今、フエルコの独特の味に惹かれて使うとるけー、個人的にはフエルコを選ぶと思います。ただ正直に言うと、同じ値段で同じような番手を買うなら、シマノやダイワみたいな大手の方がクオリティは高いと思います。フリーゲームXTを使うとった時もぶち良かったですしね。自分みたいにデザインや味にこだわりたいんじゃなければ、シマノやダイワのパックロッドから選ぶのが無難じゃと思います。他のメーカーのパックロッドも含めて比べたい方は、パックロッド比較の記事も見てみてください。

まとめ

フリーゲームXT S96MLは、9.6ftなのに仕舞寸法54.6cm、しかもハードケース付きで、飛行機に持って行けるシーバス・ライトショアジギ用のパックロッドとしては最高でした。実際に日本へ持って帰って釣りができたのは、ほんまに良かったです。

一方で、今は実質廃盤です。中古や在庫で探すなら、穂先や継ぎ目の状態とハードケースの有無をチェックしてください。新しく買うなら、持ち運び重視ならUNFIX、長さと値段重視なら23フリーゲームがええと思います。

関連アイテム

持ち運び重視なら、仕舞寸法56.4cmのUNFIX S86M-5です。

長さと値段重視なら、9.6ftの23フリーゲーム S96Mです。

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